枯れた花も土壌の養分となる -05/20/2023-
今日も午前中から素晴らしい講義を受けた。
井庭先生と若新さんの講義だ。
なんだかな、この授業では毎回刺激を受ける。
今日は井庭さんのトリックスターという概念の紹介や、若新さんの大学院生時代の取り組み、「パンダの島田」の話を聞いた。ただ何より頭に刻まれているのは、「土壌」の話だ。
先々週、井庭さんが無意識やセンスについての講義を行った。簡単にまとめれば、積み上げてきた膨大な量の知識や経験、考えるという行為がその人の頭の中の土壌を形成し、場においてのセンスや無意識的な行動として発揮されるのだ。
例えば松本人志が面白いことを日々いえるのは、幼少期から毎日面白いことを考えてきたからで、今になっても無意識的に、爆笑を誘うことを瞬時に言えるのだ。
何をするにおいても成功を成し遂げるためには自分の中に豊かな土壌を持つことが必要なのだ。
土壌の栄養になるのは、前述のものに加え、もう一つ大切な要素があるという。
それは、「失敗」だ。
全力で取り組んだうえでの失敗は、そこまでの過程から得られることは大きい。
スターウォーズでヨーダは、"The greatest teacher failure is"と言った。
このことを、枯れた花は土壌の栄養になる、とのお洒落な表現で言語化したのだ。