「脳力」をセーブするコツ、やる前提 -05/28/2023-
ウィルパワーというものをご存じだろうか。これは、
人間が一日のうちでやるべきことを効率的に達成していくうえで、重要になってくるものだ。
ウィルパワーは、いわば「脳力」であり、何か物事に集中するときに必要なものだ。
例えば、勉強に集中しようとするとき、スマホで動画を見るとき、メッセージを相手に送るとき、今日着ていく服を決めるとき、メニューからご飯を選ぶときなど様々な場面で使われる。
ただ、人間が一日に使えるウィルパワーの量は限られているので、本当にやるべき仕事を達成していくには、いかにウィルパワーをセーブできるかが重要になる。(長期的に見れば、瞑想などのウィルパワーを増やす手段もある)
他えば、スティーブジョブズが毎日同じ服を着るのは、ウィルパワーをセーブしているのである。
そして先日のSFCの素晴らしい授業で、あらゆる分野での成功者に共通する、ウィルパワーをセーブする習慣を新たに見つけた。
「やる前提」だ。
これは凡人と優秀な人のはっきりとした違いである。
ある物事に対して、凡人はまずやるかどうかで悩む。やれない理由やデメリット、リスクを考えることに「脳力」を使ってしまう。
一方、優秀な人は、それをやることはすでに決め、それをどう成功させていくか、やるための時間をどのように作るかに「脳力」を使う。
例え凡人が長い考慮時間の末やると決めても、その時点で彼らは始めており、また、使える「脳力」が凡人より多く残っているので、その物事を効率よく達成できるのだ。
自分の周りの優秀な人達を見てほしい。
例えば大変な量の宿題が出たとき、我々はモチベーションが高まるまでまったり、期限ぎりぎりになるまで先延ばしにしがちだ。一方彼らを見ると、すでに黙って取り組んでいるのではないだろうか。
課題を先延ばしにすると、常に頭の片隅にのこり、無意識的に、「今やるか?後でやるか?」の決断をウィルパワーを消費して何度もしているのである。
だが彼らは、「やること」に集中し、取り組むこと自体に脳力を全活用しているのだ。
ぜひこの「やる前提」の習慣を身に着け、日々の目標を全力で達成していこう。
shibayu-
05/28/2023
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