T-shape形の人間になれ 07/21/2023
AIが急速に進化し、自分の仕事は代替されないか?将来安定した職業に就けるだろうか?
と悩む人々が多い(もちろん自分もそのうちの一人だ)。
そんな不安が渦巻く現代で、常に求められる貴重な人材となれる必殺の方法がある。
「T-shape形」の人間になることだ。
シリコンバレーに駐在経験のある方々が集まった会に参加させていただいた。
その際、現在Apple社に勤められている方からいただいたアドバイスがある。
Apple社は、求める人材としてT-shape形の人間を挙げている。
どういうことだろうか。
簡単に言えば、全分野横断的に知識をもちながら、一つの分野で特化している人間を指している。
Tの上側の横の棒と、一つの直線がそれぞれを表している。
たとえば、ビジネスにおいては、経済の需給の仕組みやビジネスの立ち上げ方、経営戦略などの知識は豊富でありながら(全分野横断的)、スポーツビジネスにおいては第一人者である(一分野で突き抜けた)、といったような人材だ。
なるほどである。
どんな業界の企業でも、強化・改善したい部分は存在する。
その点、ある分野で腕を磨き右に出るものが誰もいないとなれば、引く手あまたである。
そしてビジネス全般について大筋は理解していれば、入社後にいちいちリスキリングする必要もない。
大学で学ぶ上では、これを意識するべきだ。
全分野横断的な知識は、実際に社会に出て仕事をしていくうちで養われていくだろう。
だから大学生のうちは、自分の情熱をささげるモノを探すこと。ある分野を専攻としたり、大学院に進み研究を深めれば、一人前ではないにしても、これから突き抜けるうえでの基礎ができ、他と差をつけられる。
その点、全分野横断的な知識として、ビジネスを専攻とするのもありだろう。
これはまた別のAmazon社に努める方からのアドバイスである。
ビジネスの大まかな流れ、事業の起こし方、マーケティングの方法、世の中の事象がビジネスにどうかかわってくるのかなどを学べるからだ。
僕はそこを目指したい。
さあ行こう。
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